エンリッチド・エアとは?一言で言えば『酸素濃度の高い空気』ナイトロックスとも呼ばれますが、レジャーダイビングで使用されるものは、『酸素割合が大きい』ということを明確にする為、エンリッチド・エアと呼んでいる。
「ナイトロックス」とは窒素(Nitrogen)と酸素(Oxygen)からきた造語なのです。もっと簡単に言えば「混合ガス」です。通常のタンクに入っている空気も約21%の酸素+約79%の窒素などからできた「混合ガス」ですから、「ナイトロックス」の一つと言えます。
ただ先にも申しましたように、レジャーダイビングで「ナイトロックス」という場合は、酸素濃度22%以上の「混合ガス」の事を指します。通常の空気よりも酸素の割合が多いガスという意味で「エンリッチド・エア」という表現になります。そして、一般のレジャーダイビングでは、22%~40%までの酸素濃度のタンクを使用します。
通常は32%~33%の酸素濃度のタンクがレジャーダイビングでは利用価値がきましたが、中国四国地方はまだまだ。
そんなナイトロックスの普及に関してですが、関西や九州では使用できる現地サービスが増えて、エンリッチド・エアを体感して頂ける体勢を取っております。エンリッチド・エアは、1st STAGE柏島、うぐる島、須佐、大田ツアーなどのファンダイビングでご使用いただけます。
タンクに関しては通常のエアと兼用という訳にはいきませんので、区別をつける為、専用ステッカーを貼り、ぱっと見で分かるようにして使用する事となっています。
まず、エンリッチド・エアタンクを使用するには、PADIエンリッチド・エアスペシャリティダイバーの講習が必要となります。講習に関しては下記の項目をご覧下さい。
さて、窒素の割合を減らして、酸素の割合を増やす。そんな事をするメリットは??各指導団体の専用の講習がある為、ここでは簡単にいくつか挙げるだけにしておきます。
ダイバーなら「まだこんなに残圧があるのに浮上しないといけない(><)」。という経験があると思います。そう、その理由は「減圧不要限界(NDL)」です。まず、これに関連したメリットがあります。
【減圧不要限界(NDL)が飛躍的に延長される】
実際にどれくらい変わるかといいますと、以下の通りです。
深度 | 酸素濃度21% 通常の空気 |
酸素濃度32% | 酸素濃度36% |
---|---|---|---|
18m | 56分 | 95分 | 125分 |
22m | 37分 | 60分 | 70分 |
そして、通常のエアタンクに比べ、「窒素」のたまる量が少ないと言うことで、
【残留窒素の減少 = 水面休息時間の短縮】
につながります。【疲労軽減】
『疲れにくい』という感じは、多くのダイバーが実感しております。ダイビング後のだるさ、眠気がないと感じるダイバーもいます。けれども、『疲れの定義』は難しく、エンリッチド・エアだと疲れないということが、科学的に立証させているわけではないが、使用頻度の高いダイバーほど、疲れにくさを感じておられます。【減圧症にかかるリスクが低くなる】
通常のエアタンクと比べ、(同様のダイビングをした場合)「窒素」が血中に溶け込む量が減少する上、その排出も促進されるので、減圧症にかかるリスクが低くなります。上記項目でも記載しましたとおり、ナイトロックスタンクを使用してダイビングを行なうには、PADIジャパンの【エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コース】 受講が必要となります。
通常\30,000-(教材別)のところ、導入キャンペーンにて
¥25,000- (講習料・教材代・申請料・エンリッチド・エアタンク2本)